腹巻で冷えとりをしましょう!

「腹巻で冷えとり」

体の「冷え」を感じている女性、沢山いますね。




毎度言っておりますが冷えとり健康法で言う「冷え」とは、体の上半身と下半身で温度差であり、
上半身が熱く、下半身が冷たくなっている状態を「冷えている」と言います。


上半身と下半身の温度差は、約5度~6度あると言われていますので脇下の体温が36度ならば、足は30~31度ということになります。



そのため下半身を温かく上半身を涼しく「頭寒足熱」の状態にすることが、冷えとりの基本です。



冷えをとることで、体が本来持っている自然治癒力が正常に働きはじめる、という感じですね。



冷えとりのグッズはいろいろありますが今回はその中の1つ「腹巻き」をご紹介します。





見出し

1 腹巻の素材
  
  2 腹巻の選び方と使用方法

  3 腹巻の5つの効果
 ①万病を治す
   ②心を温める
 ③ダイエット効果
 ④美肌効果
 ⑤良質な睡眠

          4 腹巻で体の毒出しを
  ①春は肝臓の季節
  ②夏は心臓の季節
  ③秋は肺の季節
  ④冬は腎臓の季節
  ⑤1年に4回 消火器の季節

まとめ 腹巻を活かして、自分らしい快適な生活を!



1 腹巻の素材




腹巻きの効果を最大限に高めるためには、腹巻きに使われている繊維が大きく関わってきます。


知名度があるお店やメーカーから販売されているからと「これは良い」と安易に手にせず、素材をチェックするようにしてください。



素材は、大きく分けると、シルク、綿、麻、ウールなど天然素材のものと、化学繊維のものに分かれます。


なぜ、素材に気をつけるのかというと、化学繊維は、石油や石炭、天然ガスを原材料に人工的に作った繊維なので、たとえば天然素材のウール(羊の毛)のように、
毛自体が体温を調整したり、紫外線から体を守るなどを目的としているため保温性、保湿性に優れている特徴があるのに対して化学繊維はそういう機能性はありません。



そのため、作った熱を放出できずに蒸れて、逆に体を冷やしてしまう素材も多く、季節によっては腹部に汗かぶれを起こすこともあります。



冷えとりではおなじみ、天然素材の代表的な繊維としてシルクがあります。


シルクは天然繊維の中で最も細く長いため、繊維と繊維の間にたくさんの空気を含むことができ、その隙間の空気の断熱効果により高い保温性があります。


綿の約1.5倍の吸湿性、放射性があるため、汗をかいてもさらりと身につけられます。


また、人間の皮膚と同じたんぱく質(18種類のアミノ酸)から構成されているため、「第二の肌」とも言われるほど肌にやさしい素材。


そのため、絹の腹巻は、汗ばむ季節に身につけても、かゆみが起きたり、汗冷えしたりしにくいのです。


また、天然繊維、特にシルクは、体の毒出しを手伝ってくれます。


この毒出しについては、後ほど詳しくお伝えしますね。


冷えとり時に履く、靴下やレギンスなどと同じ考えで、腹巻も素材をまずは、意識して選んで見てください。




2 腹巻の選び方と使用方法




素材以外にはフィット感も意識して選ばれると良いです。


腹巻は、きつすぎず、緩すぎず、体に適度にフィットするものを選びましょう。きつすぎると内臓を圧迫してしまいます。


また、使い方として直接肌に腹巻きをするのと服の上から着る場合があります。


直接素肌に腹巻を付けたい場合は、シルクなど肌に優しい天然素材のものがいいでしょう。


シルク素材は、1年を通して心地よく着けることができます。


ウール素材の腹巻きの場合は、素肌に当てるとゴワゴワしたりチクチクしたりする場合もあり、
また、重ねて空気の層を作ることでより温かくなるためインナーの上から着ることをおすすめします。秋冬におすすめしたい素材です。


冷えとりは、下半身に比べて、上半身を薄着にするのがポイントです。


肌にあたる部分は、天然素材に、風がよく通るようゆったりとしたしめつけない服を着ます。


その日の気候や気温に応じて、腹巻を上手に活用してください。


腹巻は服の外に響かないため、冷えとりとして取り入れやすいところもいいですね。





3 腹巻の5つの効果




頭寒足熱を意識するためには、冷えとりではおなじみの靴下の重ね履きやレギンスを日々履くことをおすすめしていますが、
プラスアルファとして、腹巻でお腹まわりを温めると、足元までより血液が行きわたりやすくなります。


全身の血の巡りが良くなることで、健康や美容に嬉しい効果がたくさんあります。


ここで、5つの効果をご紹介します。




① 万病を治す


冷えとりは、万病を治すと言われています。


頭痛、腰痛、肩こりなど慢性的な体調不良から、ヘルペス、アトピーなどのアレルギーや皮膚病、不妊症や生理不順など様々な症状にの緩和に役立ちます。


病院に行くまでではないけどなんとなく体に不調を感じている方は、まず冷えとりを実践してみましょう。


腹巻は、免疫力をあげるために取り入れやすいグッズの1つですので靴下と合わせて着けるとよりよいと思っています。


② 心が温まる


冷えとりを実践し、頭寒足熱の状態を保っていくと、足元だけでなく心も温まるという方が多いようです。


心が温まるということは、安心に繋がるのですね。これは、あくまで個人の感覚的なものですが


少しのことでクヨクヨ気に病んだり、イライラすることが多かったり、いつまでもメソメソすることがある、という人は、冷えとりをしてみましょう。


「病は気から」と言われるように、心の持ちようが上向きになり、運気が上がっていく人も多くいます。




③ダイエット効果 


お腹や太ももが冷たいという方はいませんか?


冷えとりで血の巡りをよくしていくことで、体温も上がっていきます。


体温が1度上昇すると、基礎代謝が10~13%アップすると言われています。


基礎代謝が上がると、エネルギ―消費も上昇することから、脂肪を燃焼できる体になり、痩せにくい体質の人はダイエット効果にもなると思います。




③ 美肌効果 


肌荒れの原因の一つは、腸の働きが低下して起こる下痢や便秘です。


腹巻で腸を温めることで腸の機能が向上し、老廃物が排出され、冷えによる下痢が緩和されるだけでなく、便秘にも効果を発揮します。


また、冷えを改善することで血流が良くなり、栄養が血液と一緒に体内を循環し、シミ・しわ・たるみなどの肌の老化が解消され、美肌効果が期待できます。


④ 良質な睡眠


冷えと眠りには、自律神経が関係しています。体が冷えていると体温を逃がさないように、
活動神経である「交感神経」が優位に働き、寝ている間もリラックスできず、眠りが浅かったり、夜中に何度も目が覚めるといったことがおこります。


腹巻をプラスして、効率的に体を温めることで自律神経が整えられ、良質な睡眠をとれるようになります。





4 腹巻で冷えとりをして、体の毒出しを




  

腹巻は、お尻からバストの下あたりまでをカバーします。できるだけ広い範囲をカバーできる腹巻を使用しましょう。


そこには、腸、肝臓、すい臓、腎臓、そして女性は子宮など主要な内臓が集まっています。腹巻をすることで内臓の冷えをとることができます。


冷えとりは、東洋医学の考え方がベースです。冷えによってできた毒は、体全体を巡り、五臓六腑すべてに影響します。


日本には四季があるように、五臓六腑と季節は、深い関わりを持っています。


春は肝臓、夏は心臓、秋は肺、冬は腎臓、それぞれの毒出しが盛んになります。


腹巻でカバーできる内臓も含まれていますね。





① 春は肝臓の季節


解毒器官である肝臓の働きが活発になるため、「解毒の季節」となります。


肝臓が悪い人は、怒りっぽく攻撃的になります。


その毒が腎臓へ行くと臆病な気持ちになります。


腎臓にたまった毒は肺へ流され、肺が悪い人はメソメソクヨクヨ悲観的になります。


さらにその毒が消火器に回ると、優柔不断になります。五臓六腑の働きと感情は、繋がり合っているのです。




② 夏は心臓の季節


日本の夏は、蒸し暑さが特徴です。


こうした湿気に弱い臓器が、消火器です。

消火器に毒がたまると、何とか楽になるために腎臓を攻めたり、心臓に助けを求めます。


しかし、心臓は夏に毒出しをするので、この毒をあまり受け取ることができません。夏は、心臓のためにもあまり食べ過ぎないほうがいいのです。


この時期は、汗をかくことで少しでも多くの毒を出すといいでしょう。


③ 秋は肺の季節


肺は、たまっている毒素を出すことによって病気を治そうとします。

呼吸をする時は、腹式呼吸を心掛けましょう。

息を吸うのは鼻からです。


鼻で空気を温めて湿気を与えることにより、乾燥と冷気を嫌う肺を守ります。


肺の毒を出すことを意識して、吐く息にも注意をします。

慣れてきたら、鼻から吐くようにしていきます。


下痢や便秘気味の人、皮膚病の人は、肺や大腸と関係しているので、秋は特に毒出しに努めてみてください。


④ 冬は腎臓の季節


腎臓は、骨と関係が深く、骨に障害が出やすくなります。


冬の間、腎臓の働きが活発になりたまっている毒を出していきます。

例えば、腰痛、腰の冷え、各部位の関節痛から起きやすいのは、腎臓と関わりが大きい部位だからです。


また、冬は風邪をひきやすくなります。

風のウイルスは、冷えと乾燥を好みますので、なるべく湿気のある温かさを体に与えていくことが大切です。


⑤ 1年に4回 消化器の季節


1年間に4回、各季節が立つ前に土用があります。


立春(2月3日頃)、立夏(5月5日頃)、立秋(8月8日頃)、立冬(11月8日頃)の前約2週間が土用の時期です。

季節の変わり目はすべて、消化器の毒出しの季節となります。


胃やすい臓は、次の季節に備えて、土用の時期に疲労物質など毒を体の外に出そうとするのです。


季節の変わり目に体調を崩す人は、消火器の不調とも言えます。

この時期は、食べ過ぎに注意しながら冷えとりをして、心と体を整えてください。





まとめ 腹巻を活かして、自分らしい快適な生活を!




いかがでしたでしょうか。


今回は、冷えとりのグッズの中の1つである腹巻の効果と、東洋医学の観点から各臓器の毒出しについてお伝えしました。


日本には、春夏秋冬、四季の変化がありますね。各季節をそれぞれ味わい、楽しく過ごすためにも、冷えとりはおすすめです。


根本的な治療や対策は、自分が鍵を持っています。


それぞれのペースでムリなく続けていきながら体も心も温めて、自分らしい快適な毎日を過ごしていきましょう。

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