夏こそ冷えとり! 季節ごとの冷えとり対策は万全に[夏は心臓と消化器の季節]

夏こそ冷えとり! 季節ごとの冷えとり対策は万全に[夏は心臓と消化器の季節]



じわじわと蒸し暑い日が続く今日この頃。汗ばむことが多くなってきましたね。
そんな暑い日の続く夏に、こんなことはありませんか?

・身体がだるい、重い
・暑いのに手足が冷える
・疲れがとれない
・ぐっすり眠れない
・お腹がもたれやすい、夏バテ
・肌トラブルが増えた
・イライラすることが多い


こういった不調の原因は、実は身体の「冷え」にあることが多いのです。
「夏なのに冷えなの?」と思ってしまうかもしれませんが、夏は湿度による冷え、
薄着やクーラーなどによる冷え、冷たい食べ物や飲み物による冷えなど、思いのほか冷えることの多い季節。


特に女性は、暑さをしのぐために軽装になると同時に、腕や脚の露出が多くなりがち。
なので、手先や足先が冷えている状態になりやすいのです。

そうなると血液やリンパの流れが悪くなり、ひいては各臓器の機能も低下することとなってしまい、
胃もたれや便秘、さらには生理痛や生理不順などの婦人科系の辛い不調までもが起こりやすくなってしまうのです。


そんなことにならないためにも、季節ごとの特徴と身体の仕組みをしっかりと理解し、季節にあった対策をとることが大事になります。


■身体の仕組み


冷えとり健康法は、東洋医学の考え方を基本としています。

内臓を、「肝、心、肺、脾、腎」の5つと「胆のう、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦」の6つの五臓六腑とし、互いに支えあいながら身体の全体のバランスをとっています。

また、それぞれの臓器には毒出ししやすい季節があるとしています。

夏は心臓の毒出し季節です。心臓の毒は汗となって出てきます。

夏は暑い分、どうしても裸足になったり薄着をしやすいのですが、しっかりと冷えとりをしてたくさん汗をかくようにしてください。

冷えとりでは、「毒を出し切ると症状は終わりになる」と考えられています。
夏に汗をかいて毒出せずにいると、冷えにより体に疲労物質が溜まりやすくなります。

そして秋になり涼しくなった途端毒だしが始まり、風邪などで体調を崩しやすくなるといわれています。

夏にいっぱい汗をかいて深いところまで毒を出ししっかりと冷えとりしておけば、秋からの冷えとりが楽になりますよ。

冷えとりでは、出てきた毒は抑えずに出しきるのがよいとしています。

最初はベトベトした汗が出てきますが、冷えとりをしているとサラサラとした汗になってきますよ。

また、夏は消化器(胃・脾臓)の毒出しの季節でもあります。
消化器系は湿気に弱いため、夏は消化器系の機能が低下してしまいます。

そのため、夏バテで食欲がない、胃腸の具合がよくないなどといった症状がでてきます。
食欲のないときは、無理に食べなくても大丈夫です。ちょっと物足りないなという腹八分目くらいが実はちょうどいいのです。

こんなときにおすすめなのが、そうめんや冷や麦、麦茶などです。
特に麦茶は、汗をかいて失われたミネラルをすばやく補給することができる優れもので

麦には、むくみを改善してくれるカリウムや、血液をさらさらにしてくれるピラジンが含まれています。


さらに、肝臓に溜まりがちな中性脂肪やコレステロールを下げて肝機能を改善する働きのあるGABA(ギャバ)が含まれているので、
心臓の毒を受けている肝臓の薬になり、肝臓の働きをよくしつつ心臓も助けてくれます。


このように、内臓は冷えの毒を任せ合う関係も持っているため、冷えの毒で弱っている臓器が負いきれない毒は、支えあう関係にある別の臓器が分担してくれるようになっています。

内臓の毒は時に生死に関わるので、代わりに皮膚や手足など思わぬ場所に症状が出ることもあるんですよ。

それぞれの臓器は、体調だけではなく、感情や心の乱れなどとも関係しています。

夏は暑くてとかくイライラしがちで、心に余裕がなくなることの多い季節。
この時期に、他人への思いやりに欠ければ心臓に、自分さえよければという利己的な態度でいれば脾臓に、とそれぞれ影響しやすくなるそう。

なので、心身の健康を考えて暑くても心穏やかに過ごせるようになりたいもの。
次に、そんな夏の心身の不調を冷えとりで乗り切る方法を紹介します。


■冷えとりで夏を乗り切る方法



1)腹八分目

 
消化器系は湿気に弱いとされています。

さらに暑いからといって、冷たい食べ物や飲み物をとることが多くなる季節でもあります。
そのため夏は、消化器系の働きが鈍くなり消化不良をおこしてしまうことも。

消化器系の機能が低下すると、身体は消化器系を守るために「もっと食べて消化器系を働かせよう」と脳に指令を出します。その結果、食欲が増し、食べ過ぎることになります。

すると食べたものを消化しようとそこに血液が集まってしまうので、末端がますます冷えるという悪循環に。

口内炎、歯ぐきの炎症、吹き出物などは、食べすぎのサイン。
食べすぎると冷える、冷えると食べすぎるということがわかっているので、
夏バテではなくても食事はいつでも腹八分を目安によく噛んで食べることをおすすめします。



2)半身浴
消化器系は湿気に弱いとされています。さらに暑いからといって、冷たい食べ物や飲み物をとることが多くなる季節でもあります。

そのため夏は、消化器系の働きが鈍くなり消化不良をおこしてしまうことも。

消化器系の機能が低下すると、身体は消化器系を守るために「もっと食べて消化器系を働かせよう」と脳に指令を出します。その結果、食欲が増し、食べ過ぎることになります。

すると食べたものを消化しようとそこに血液が集まってしまうので、末端がますます冷えるという悪循環に。

口内炎、歯ぐきの炎症、吹き出物などは、食べすぎのサイン。
食べすぎると冷える、冷えると食べすぎるということがわかっているので、夏バテではなくても食事はいつでも腹八分を目安によく噛んで食べることをおすすめします。


2)半身浴

「頭寒足熱」という言葉を聞いたことがありますか?これは、「頭は冷やして足は温める」という冷えとり健康法の基本です。

一般に、普通の生活で上半身と下半身の温度差は5℃もあると言われています。

この下半身の冷えが、血液やリンパの巡りを悪くし、不調や病気につながる原因ともなるのです。
このとき、下半身の温度を上げるのに一番効果的なのが「半身浴」です。足湯も半身浴も、身体の芯から温まってきたなと思うまでゆっくりじっくり温まるのがポイントです。

のぼせないように、ときどき頭に水をかけたり、首を冷やしたりするといいでしょう。

半身浴をするほどまとまった時間がとれないときは、足湯がおすすめ。バケツなどにちょうどいいかなと思うくらいのお湯を入れて30分以上つかります。
足湯も面倒…というときは、湯たんぽを使うという手もあります。湯たんぽは、遠赤外線効果が高く、じんわりした暖かさが続く陶器製がおすすめですよ。


3)クール枕・熱とり枕

寝苦しさを感じずに朝までぐっすり寝たいときにおすすめです。

頭を冷やすことで、上半身と下半身の温度差を緩和させることができます。
寝汗もあまりかかず、汗で冷えることもないので、寝苦しい夜にはおすすめです。

また、頭だけではなく、手首、耳の下、脇の下を冷やすと、頭に流れる血液の温度が下がって過ごしやすくなります。

手首は上半身のてっぺんとされ、特に右手の方が効果が出やすいと言われています。


4)服装
夏のファッションは素足にサンダルが定番。
でも、冷房のきいたオフィスや室内、移動中の乗り物でもエアコンが効いていて、知らず知らずのうちに足元が冷えてしまいます。
こんなとき、一番簡単にできるのが靴下の重ね履き。

靴下には排毒・吸毒、抗菌作用もあるシルクがいいです。
その上に重ねる靴下は、保温性・放湿性に優れたコットン、リネン、ヘンプ、ウールなどの天然繊維のものがおすすめです。

また、足、特にふくらはぎは、冷えやすく固くなりがち。そして、冷えて固くなった足はただでさえ血流が滞りがちです。

靴下の重ね履きだけではなく、足元が冷えたときにさっと履けるレッグウォーマーもおすすめ。

特に絹のものは薄くてかさばらないので、持ち運びにも便利です。

マキシ丈のワンピースなどは、レギンスやレッグウォーマーを隠してくれるだけでなく、風を通して熱が出ていきやすくなるようゆったりとしたデザインでとってもオシャレ。

冷えとり女子の夏の定番ファッションのひとつですね。

素材は肌に優しく、汗や身体から出る毒素を吸い取ってくれる天然素材のものがいいでしょう。 冷えの毒は、特に仙骨、尾骨、肛門のまわりから出ることが多いので、このあたりを締めつけないゆったりとした服装を心がけましょう。


■まとめ


冷えとりは季節ごとに特徴があります。

夏でも「冷え」対策は身体を温めること。体を温めてあげると、リンパや血液の流れがよくなって冷えを防ぐことができます。

体温が上がると、免疫力、自然治癒力も高まって冷え体質が改善されます。
腹八分、半身浴、靴下の重ね履きなどの下半身を温める冷えとりファッションで今しっかり冷えとりをしておけば、秋からとても楽になりますよ。

暑い夏の今だからこそ、冷えとりを習慣にしてあなたも不調知らずの体質になりましょう。
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