万病の元となる冷えを半身浴で改善

半身浴


半身浴が体にいいと言われる理由をご存知ですか? それは半身浴には体調不良の原因となる冷えを改善してくれる効果があるからなんです。


こんにちは。
ひえとりソックスのお店 utataneの高橋です。


体温が下がると免疫力が低下したり、老廃物が溜まってしまったりと健康的な体から遠ざけてしまいます。


この冷えと病気の関係について、医師である進藤義晴先生は本を通じて注意を促しています。進藤先生によると「冷えは万病のもと」と言われるように、 あらゆる病気の原因は冷えによるものと言われています。


それぞれの著書で言われる半身浴と靴下の重ね履きこそが冷えを解消する方法であり、その中で、今回は半身浴にスポットを当ててお話したいと思います。 半身浴がなぜ必要なのかというと、半身浴によって体が温まり冷えをとり除くことで、体調を良くすることに繋がるのです。


冷え性は体質だからと放って置かず、毎日の習慣に半身浴を取り入れて健康な体を手に入れましょう。



なぜ半身浴が冷えの改善になるのか


進藤義晴


そもそも冷えが起こる原因は上半身と下半身の体温のずれにあります。体が冷えると体内の血の巡りが悪くなり、比較的臓器が多く集まる上半身に熱がこもって、 下半身の体温が低下していくという偏った状態になってしまうのです。


これを東洋医学では「上熱下寒」と言うのですが、放っておくと体の老廃物はいつまでたっても排出されず、 便秘や免疫力低下を引き起こす原因になってしまいます。


そのため冷えを改善するには体の上下の体温をバランスよく保つ必要があります。 みぞおちから下の下半身をじっくり温めることで滞った血の巡りが良くなり始め、全身に血を流すことができるのです。



私自身の半身浴の体験談


冷えとり健康法を知り、始めたのは29歳ごろ(現在37歳)です。症状としては、


・生理痛、それに伴う頭痛

就職を機に忙しくなり生活や食事のリズムが崩れてひどくなりました。生理や気象の影響で頭痛がひどくなりそのたびに頭痛薬を常用していました。


・足の冷え、朝起きたときの足と顔のむくみ

特に寒い時期に足がむくんで一回り太くなっていたり、顔がパンパンにむくんでいました。


・突然出来た眉間から鼻にかけてのかぶれのような皮膚病

突然出来てからかゆかったり化粧ができないことに困り、皮膚科で処方されたステロイドの薬で抑えていましたが治っては出来、の 繰り返しで根本的に治ることがありませんでした。


・肌の状態が不安定で、ストレスや食事によりすぐに肌が荒れていました。

特別大きな病気などとは無縁でしたが、いつも疲れていたり、頭が重かったり、いわゆる不定愁訴というか、なんとなくの不調がずっとありました。


女性は皆さん少なからず似たような症状を一つはお持ちで、 「まあ、いつものことだし市販の薬飲んだり我慢したりしてやり過ごせばいいや・・・」と諦めている場合が多いです。


薬害を安易に考えていますが、化学的なものを体内に入れているわけなので長期的に考えると問題が無いはずがないんですが・・・



半身浴(冷えとり)を続け症状は改善傾向に



今あげたものの症状の改善は時期はバラバラで治った度合いもそれぞれですが、私の場合は冷えとりして数か月~1年の間に 割れるような頭痛、歯茎が一気に3か所くらい腫れる(激痛)股関節にシコリのようなものができる、わきにシコリのようなものができる。

半身浴をすると太ももに真っ赤な湿疹が沢山出来る、などの毒出しの症状がでて、すべて薬などを使用せずに、毎日冷えとりをしながら 通り過ぎて収まるのを待ちました。


眉間に合った皮膚病に関しては一時的にひどくぼろぼろの状態になりましたがそれでも薬を我慢していて、 あるときお風呂の中で剥がれてその奥からツルツルの皮膚が現れ、元の肌よりもきれいになり、それ以降その皮膚炎は現在までできていません。


体重は変わらず、足首や顔のむくみが取れたため、見た目的にはすっきりやせた印象になりました。


その後も冷えとりを継続し、特に大きく体調が崩れることはありませんでしたが 2018年に頭くらいから咳が出始めて毎日咳が出続けて呼吸も苦しくなってきたため病院で検査を受けたところ「喘息」と診断されました。


一日中咳が止まらなかったため数か月ステロイドの吸入をせざるを得ませんでしたが これまで冷えとりを続けてきたので「ステロイドは毒!」とあまり思いませんでした。


既に、薬などの毒をしっかり外に出せるからだになっているという自信があったからだと思います。


結局ステロイドは数か月でやめて病院へ行くのもやめ、鍼・漢方と冷えとりを強化して1年くらいで症状がおさまり、今に至っています。


以上が主な症状改善の内容です。
今後また深い部分の毒出しがあるかもしれませんが、現状は気象の変化による頭痛、生理前の不調が少しある、というくらいです。


冷えとりの考え方を基準にしているので、基本的に薬はNG、小さなことで病院にはいきませんが (行っても対症療法なのでそれに対する薬が出るだけ)症状重篤な場合や不安になってストレスになる場合、 また血が止まらないなど外科的な治療が必要な場合には病院に行くことが大切だと思っています。


また、冷えとりをしているから不自然なものをすべて拒否する姿勢はとらず、 薬が処方されてそれが必須な場合(例:抗インフルエンザ薬など)指示通りに服用し、 「私は普段冷えとりをしているから薬を外に出せる体になっているし大丈夫!」という状態で過ごしていくことが、 ストレスなく、楽しく冷えとり生活していくコツだと思っています。




全身浴に勝る半身浴のメリット


冷えとり

体を温め血行を良くするという点では半身浴と変わらない全身浴ですが、どうして半身浴が冷えの改善に効果的なのでしょうか。 入浴後の体温に関しては、長い時間の半身浴と全身浴にさほど差はありません。


しかし半身浴はリラックス効果が抜群に高いことがわかっています。東京ガス都市生活研究所調べでは入浴による心拍数の変化を見ると、 半身浴の心拍数は全身浴に比べて明らかに少ない結果となりました。


(参照:東京ガス都市生活研究所調べ「快適バスライフの調べ」-ウチコト 半身浴VS全身浴どっちが良い?効果と違いを徹底実験比較)


半身浴は下半身をぬるめのお湯でじっくり温めるため、心臓の負担も軽減され心拍数もゆるやかに動くというわけです。 これにより副交感神経が活発化され、体が冷えて狂ってしまった自律神経とのバランスを保とうとしてくれます。


副交感神経が優位になることのメリットとしては疲労回復、質の良い睡眠、免疫力の向上などがあり、 健康に嬉しいことが盛りだくさんなのです。あまり体に負担をかけずに冷えを改善したい健康目的の方には、断然半身浴の方をおすすめします。



半身浴の正しい方法


冷えとり 半身浴

半身浴が冷え改善に働きかける構造を理解したところで、次は正しいやり方を紹介します。



1.お湯の温度は38〜40度に設定する


お湯は少しぬるいと感じる38〜40度に設定しましょう。それ以上高くすると長く入ってるうちにのぼせてしまうので注意です。



2.20〜30分程、みぞおち下あたりまで浸かる


少し掛け湯をしたらいざ、お風呂に浸かります。半身浴は心臓に負担がかからない胸下のみぞおちあたりまで浸かるのがベストです。 上半身が冷え切ってしまわないように上半身の水滴を拭き取り、肩に乾いたタオルをかけておくと良いです。


時間は20〜30分程度、体がポカポカしてきてじんわり汗をかいてきたなというくらいまで入りましょう。


さらに簡単に取り入れられる効果アップ方法を紹介します。



【白湯を飲む】

冷えとり 白湯

入浴中にこまめに水分を取ることは汗による脱水症状を防いでくれますが、それだけでなく体中の毒素を排出してくれるデトックス効果にも期待ができます。


デトックス効果にはむくみ改善・美肌など美容効果もあります。常温水でも良いのですが、なるべく自分の体温より高めの水を飲むことでさらにデトックス効果を上げることができるので、白湯がおすすめです。


入浴中に冷めてしまって白湯を飲むことが難しい場合は、入浴前に一杯の白湯、入浴中は常温水を飲むなどしても効果はあります。



【リンパマッサージ】

リンパマッサージ

半身浴中は時間があるので、さらに血流を良くするためにはリンパマッサージが効果的です。 特にリンパが集中しているのは、耳の後ろのくぼみ・脇・膝の裏・鼠蹊部です。これらの部分を親指を使ってゆっくり指圧して上げましょう。


10回ずつ程でも体の温まり方が全然違い、デトックス効果によってむくみも改善されてお風呂上がりには体が軽くなることを実感できると思います。



半身浴をしてはいけない場合


医師

体質改善のために半身浴は毎日するのが望ましいですが、状況によっては逆効果をもたらしてしまいます。



1.食後


食後は消化のために胃に血液が集まります。そこで半身浴をしてしまうと血液が循環してしまい消化不良をもたらしてしまいます。 便秘を引き起こすなど悪影響を与えるので、できれば1時間は入浴を避けるようにしましょう。



2.飲酒後


飲酒後も危険です。食後同様、アルコール分解に働く肝臓の働きを妨げてしまいます。さらにアルコールの利尿作用によってただでさえ 脱水症状のリスクが高い状態にあります。そんな時に汗をかく半身浴は絶対に避けるべきです。



半身浴を至福の時間に


バスグッズ

全身浴と違い時間を要する半身浴は、手間がかかり面倒に思ってしまうかもしれません。続けることで効果が出る方法からこそ、 自分にとって毎日の楽しみの1つにしたいですよね。


半身浴が至福の時間となるおすすめの方法は入浴剤を入れることです。入浴剤を入れることで香りを楽しみながらリラックスできる時間を過ごせます。 最近では発汗作用、疲労効果をもたらす成分が入った入浴剤が多くありますが、その中でもおすすめのものを紹介します。


クナイプ バスソルト ジンジャー&シトラスの香り



バスグッズ

販売元

香りのいい多くのバスソルトを出しているクナイプの製品です。様々な種類の中でも特に半身浴におすすめなのが、ジンジャー&シトラスの香りです。 クナイプは香りが強いものが多いのですが、こちらはシトラス系の香りの中にほのかにジンジャーを感じられる爽やかな香りです。


さらにしょうがの成分によって発汗作用が促され、心が癒されるとともに体も温めることができる万能なバスソルトです。



きき湯 ファインヒート リラックスナイト



バスグッズ

販売元

炭酸成分による血行促進が特徴であるきき湯シリーズの中でも、特に健康に特化したのがファインヒートです。 通常の約4倍の高濃度炭酸に、体を温める効果のある成分を配合することで体を芯から温めることはもちろん、入浴後の体温も保つことができます。


疲労回復・代謝促進・リラックス効果の全てを同時に叶えることができる優れた入浴剤です。 香りのシリーズも多いので自分に合った香りを楽しんでください。


このように半身浴は体の芯から温め冷えを改善してくれる健康法です。 原因不明の体調不良は冷えからきていることもあるので、まずは半身浴で血行を良くし、老廃物を流してみましょう。


また体調不良の自覚がなくても、冷えを改善することで自分の本来の健康状態に気づけるかもしれません。 健康な日常を手に入れて毎日を生き生きと過ごしたいですね。手軽にできる体質改善、今日から取り入れてみませんか?

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