ヒートテック系やモコモコの靴下では、冷えとりできない理由

こんにちは

ひえとりソックスのお店 utataneの高橋です。



冷えとり健康法の創始者である、進藤義晴さんは、冷えは万病の元とおっしゃるように冷えが改善すれば、
健康上の問題はほとんど解消するように思っています。


嘘だと思うような、白髪問題、薄毛問題も。


冷えとり健康法と聞いて皆さん思い浮かべるのが「靴下の重ね履き」ですね。そして、「肌に接する部分は、シルク(絹)にすること」色々な書籍やサイトで言われていますが、なぜ、天然素材のシルク(絹)なのでしょうか。



近年、ファストファッションがブームになり、その中でもユニクロから毎年のようにヒットアイテムが生まれています。ヒートテック、エアリズムなど凄く大衆のニーズを汲み取った素晴らしい商品だと思いますが、冷えとりを長年している方から見れば、化学繊維の素材を使用した肌着はなぁ・・・と少し敬遠してしまいます。



なぜ、化学繊維の素材を敬遠してしまうのか。

今回は、身につける素材(天然素材・化学繊維)の重要性について知って頂きたいと思いますので、
気になる場合は、最後まで読み進めてください。



以下、書かれている内容です。


●冷えとりには「毒をためない素材」が必要

①植物繊維

②動物繊維

③再生繊維

④半合成繊維

⑤合成繊維


●冷えとりには天然素材が必要

①特徴

②通気性

③吸湿性(吸毒)

④放湿性(排毒)


●【参考】愛用する「絹」素材のおすすめアイテムは?

②絹のレッグウォーマー

③絹の腹巻



冷えとりには「毒をためない素材」が必要



冷えとりは、下半身を温かくすることで、上半身と下半身の温度差を無くし血液の流れを良くする事というのは、ご存じだと思います。


そのために必要な事として、靴下の重ね履き、暖かそうなものを着用すれば良いと、イメージすると思います。


確かにヒートテックやモコモコの靴下、裏起毛のスパッツを着用すれば温かいような感覚にはなりますが、肝心な毒素が体の外に出ず、体内に押し戻してしまいます。


過去の私も同じで、素材のことは気にかけず、温かそうな洋服を選んでいました。


しかし、冷えとりには、何枚重ねるという重ね着した枚数よりも着る服の素材が何か?ということが最も重要となります。進藤義晴さんの本を引用して、説明します。



私たちの体は、いつも少しずつ、『毒』を出しています。そうやって、「病気」を防いでいるのです。皮膚の表面でも『毒出し』が行われるので、皮膚呼吸を妨げないような衣服を身に着けることが、肝心です。冷えをとる服装のイメージは「富士山」

①「下半身」を重ね履きして、足元を温めます(常に)・背中の下部
②ゆったりとした、体を締めつけない服装
③天然素材を身に着ける

裾野に植物が生い茂り、頂上は裸でいる「富士山」のイメージです。

書籍:「これが本当の冷えとりの手引書」
著者:進藤義晴・進藤幸恵
発行元:PHP研究所
発売日:2011年11月
引用ページ:冷えとり実践法「衣・食・住」88ページ


進藤義晴さんや冷えとりを推奨する方の書籍では、身につける素材は天然素材をおすすめしています。では、どのような天然素材を着用したら良いのか。




冷えに良いのは、「天然素材」?毒が溜まらない素材とは!



化学繊維の洋服でイメージしやすいのはユニクロでいうと体を温めるヒートテックです。どのような素材が使われているかというと、レーヨン、アクリル、ポリウレタン、ポリエステルを組み合わせて作られています。


人工的に作られた化学繊維の服とは逆に、植物や動物の毛を元に作られた天然素材のものもあります。


「冷えとり専用靴下」の記事でも解説しましたが、人間が日々体内の毒を外に出す生命活動をするうえで、毒出しを促す「素材」と促さない素材があり、化学繊維は毒出しを促さないのに対して、天然素材は排毒、吸毒(シルク以外は排毒ができない)ができる素材なため、冷えとりには天然素材を使用することが絶対条件です。


もう少し、進藤義晴さんの言われている言葉をみていきましょう。自身の書籍でこのようなことをおっしゃっています。




絹・綿・麻・毛など天然素材を選びましょう

化繊は毒の排出を妨げます。かぶれる人がいますが、それは化繊を身につけているから皮下に毒がたまり、それを出そうと炎症を起こしているためです

また、体を締めつける服装も、皮膚からの毒出しを妨げます。血管が圧迫されると循環が悪くなるので注意してください。衣服は常に体と「不即不離(ふそくふり)」になるような、ゆったりとしたデザインのものが良いでしょう。

安い化繊の服を着て体調を崩すより、良質な天然素材を着て快適に病気を防ぎましょう:

引用元:「これが本当の冷えとりの手引書」
著者:進藤義晴
発行元: PHP研究所
発売時期;2011/10/18
対象ページ:P90


素材の種類



「天然素材」
人工的に作られたものではない繊維・化学的な加工がされていない

①植物繊維:植物が主とした、天然なもの:綿・麻
②動物繊維:動物を主とした、天然素材:絹・羊毛・カシミヤ


「化学繊維」
人工的に作られた繊維

③再生繊維:綿やパルプを化学的に作り変えた繊維
 レーヨン・キュプラ・ポリノジック

④半合成繊維:天然物質と化学物質を混ぜて作られた繊維
 アセテート・トリアセテート・プロミックス

⑤合成繊維:石油が原料の合成繊維
ナイロン・ポリエステル・アクリル・ポリ塩化ビニル・ポリウレタン

などがあります。私の経験でも進藤先生がおっしゃることが合っているなと思うことがあります。

 


以前は寒い時期にユニクロのヒートテック「極暖」や「超極暖」を愛用していました。確かに熱がこもり温かく感じますが、これを着る必要があるのは氷点下~℃とかの地域で外で活動する時間が長いという条件下限定だと思いました。


そのまま外から室内に入ると汗がどっと出てしまい体温調整も難しくなります。


温暖化が進む日本では以前よりも冬の寒さがないため、また室内は暖房器具もありますのでこのような化学繊維による熱の封じ込めは必要ないように思います。


今考えてみると、ヒートテックやエアリズムは、体にピッタリとくっつき、汗をかくけれど、汗がなかなか引かない悪循環でした・・・


進藤義晴さんの言葉をかりると、「皮下に毒がたまった状態」でした。いつも、体が苦しいような感じ。肌に触れるインナー類は天然繊維にすると気持ちよさも実際の体への負担も格段に変わります。



冷えとりには天然素材が必要



服の素材の特徴からも、冷えとりには「天然素材」が必要不可欠な理由について解説します。


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「天然繊維」の特徴
絹:保湿性がある・吸水性がある・肌触りが良い・光沢がある
綿:吸水性がある・放湿性がある・強くて丈夫・熱に強い
麻:吸水性がある・乾きやすい・汚れが落ちやすい・強くて丈夫・光沢がある
毛:保湿性がある・吸水性がある・弾力性ある・乾きやすい・燃えにくい

弱点:シワになりやすい・シミになりやすい・摩擦に弱い・縮みやすいなど

「化学繊維」の特徴
強くて丈夫・熱に強い・摩擦に強い・変形しにくい・シワになりにくい など


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天然素材の中でも絹は優秀で、保湿性があり、または通気性もあるので長時間履いても蒸れることはありません。尚且、体内から出る毒素を吸い出し、更には排出もしてくれる素晴らしい素材です。


なぜ、ここまで素晴らしい機能が備わっているのかというと、絹の元になっている繭(まゆ)の特性を知るとで見えてきます。


絹は、蚕(かいこ)がはき出したタンパク質で、できた天然素材です。蚕は、60時間をかけて「繭玉(まゆだま)」を作ります。繭玉から取れる絹糸の長さは「1200~1500m」にもなります。


その長さに、驚きますね。


また、繭玉は、幼虫が外敵に襲われないように、紫外線や湿度からも、幼虫を守っているのです。そして、繭玉の「タンパク質」が、人間に一番近いタンパク質だから、人間の体に優しい繊維と言えるのです。

 


だから、吸水性(吸毒)と保湿性があり、「夏は涼しく、冬は温かい」素材なんですね。


映画「南極物語」に出演した俳優の高倉健さんも、劇中に「シルクの下着」を着用して、その温かさに感激したと伝えられています。


冒険家の植村直己さんも、南極冒険には、シルクニットの下着・マフラー・手袋など「シルク」ずくめで、寒さから身を守ったほどです。南極の極寒でも、絹は寒さから守ってくれるなんて、本当に心強いと感じました。


このように絹には、冷えをとるために必要は「温め」「吸毒・排毒」が備わっているからこそ、冷えとりを推奨する方、医師の方が肌に直接あたる素材に絹をおすすめしているのです。


私も日頃から、絹素材の肌着を着用するようににしています。靴下、インナー類。素材の効果というのも意識していますが、着用した人しか分からない、ヌクヌクした肌触りやサラサラした肌ざわりが病みつきになります。


進藤義晴さんの本で推奨されていた5本指靴下の履き方も、素材について深く知らない方からすれば、あまりしっくり来ないかもしれませんが、素材の特徴を知ると、大きく共感できると思います。



①絹の靴下:吸水性(吸毒)がある
②綿の靴下:吸水性(排毒)がある
③絹の靴下
④綿の靴下

引用元:「これが本当の冷えとりの手引書」
著者:進藤義晴
発行元: PHP研究所
発売時期;2011/10/18
対象ページ:P96

蚕が幼虫を守るために、作り出す絹に感謝して、いつも絹を身に着けて毒を外に出していくことが理想です!



【参考】愛用する「絹」素材のおすすめアイテムは?


冷えとり靴下やインナーは基本中の基本なので省き、それ以外のアイテムを紹介します。


①絹レッグウォーマー

②絹の腹巻


「天然素材」の絹が体に良いと聞いても意外に身近に無かったり、高価なイメージを持たれると思います。私も冷えとりを本格的に始めるまでは、絹についてよく分かっていませんでした。


そんな中冷えとりを行っていく中で「下半身を温める」ことを、第一に考えて、「靴下の重ね履き」「シルクレギンス」を欠かさず身に着けています。


ふくらはぎは、下半身の血流を、上半身に戻すポンプの役割をしていますから、重点的に温めています。私の場合は、冷えで、ふくらはぎがいつも冷たく固かったんですが、シルクレッグウォーマーをするようになり、夕方になると出てくる強い冷えが、治まりました。


また、人間はお腹の下にある「丹田(たんでん)」が、体の中心です。丹田が、冷えていると体がつらくなるので、常に温めた方が良いと思いシルク100%の腹巻を1年中するようになりました。


こちらは化学繊維と違い素肌に着けられることや、熱がこもらず自然な温かさが感じられることが利点です。種類が、豊富なので、あなたに合うものが、見つかると思います。



まとめ


今回は素材について解説してみました。冷えとりと着用する素材には密接な関係があり、今現在、化学繊維の靴下を着用している場合は、天然素材、特に絹の靴下を着用してみてください。


きっと1日履いただけで、天然素材の効果が分かると思います。私のお店でも絹素材の商品を取り扱っていますので、温かさ・肌触りを体験していただけたら、嬉しいです。


素材の特徴を活かして、「冷え」を取り除く生活を手に入れて下さいね。



私のお店でも絹素材の靴下、インナーを取り扱っていますので、興味のある方は御覧ください。


●シルク(100%)素材の冷えとり靴下
https://www.utatanestore.jp/SHOP/201933/list.html




●シルク100%の冷えとりレギンス
https://www.utatanestore.jp/SHOP/67500/67705/list.html




●シルク100%の冷えとりインナー
https://www.utatanestore.jp/SHOP/67500/list.html


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