【夏の冷え対策】冷えとり健康法で快適な生活を!
夏の冷えの原因
年々蒸し暑さが増す日本の夏、どのように過ごしていますか?
暑さをしのぐため、冷たい飲み物や食事を摂取する、空調の効いた部屋で過ごすなど、様々な方法で体を冷やして体温を下げることも大切ですが、間違った方法で体を冷やすと「冷え」の原因になってしまいます。
薄着や足元が冷える服装
暑い夏は一歩外に出れば汗がダラダラ出て、とても不快な状態が続く…。
少しでも解消するために、素足にサンダルやお腹を冷やすような服装のまま生活を送っていませんか?
電車やオフィスでは冷房が効いているため、薄着となっている部分が冷えの一因となっている可能性があります。また、女性は特に足元が急激に冷えやすいのです。
体を冷やす飲み物や食べ物
寒い時にはお鍋やおでんなどの温かいものを口に入れたくなるのと同様に、暑い時はアイスや冷たいジュースなど、つい冷たい飲み物や食べ物を体に入れてしまいがちです。
一時の暑さは和らげることができますが、急激な体温の変化によって胃腸の機能が滞って不調が増えやすいのです。
暑い屋外から寒い屋内への寒暖差
夏場、一歩外に出ると一気に頭に日差しを浴び頭が熱くなった経験は誰しもあるはず。そのとき、上半身と下半身の温度差が広がり始めているのです。
その結果、体温調整機能がうまく機能しない状態となり、体の一部に冷えがあらわれます。
また、電車や建物の中では冷たい空気が足元に溜まっていることが多く、足が冷えやすい環境が多いのも冷えに繋がる原因となっています。
冷えが引き起こす体の不調
冷えがあることで全身の血流の巡りが悪くなりやすいです。
実際に足に冷えを感じるとき、頭痛、生理痛、精神的な不安などを感じていませんか?また、それらの不調が慢性化していませんか?
冷えがあるとなぜ不調になるの?
冷えとり健康法の概念で、「冷え」は上半身と下半身の温度差のことで、下半身が冷たいほど様々な不調を引き起こすとされています。
足が慢性的に冷えていることで体全体の流れが悪くなり、ホルモンバランスが乱れる、頭痛、肩こり等の症状が日常的に起こるようになります。
冷えのチェックリスト
- 足先が冷たい
- 生理痛がひどい
- 生理不順
- むくみやすい
- 頭に熱を持っている
- いらいらする
- 頭痛がある
- 肩が凝る
冷えとり健康法が効果抜群!
冷えとり健康法とは?
冷えとり健康法とは、愛知県の耳鼻科医をしていた進藤義晴さんが「冷え」のツボに着目して体から冷えを取ることで様々な疾患に対して治療効果があるということで開発したものです。
具体的には、毎日半身浴をして天然繊維100%の靴下の重ね履きをして体に溜まった毒を出していくというシンプルなものです。
常に下半身を温かい状態にし(季節関係なく)頭寒足熱の状態をキープすることが健康になれる方法という考え方。
上半身は薄着にし、下半身を温かくして過ごします。特別にエクササイズや薬を飲む必要もなく、簡単に始められるものです。
重ね履きってなに?
足湯や半身浴は、新陳代謝をアップし、血の巡りがよくなります。
そこで、いつも足湯や半身浴をしている状態を目指すために靴下の重ね履きをします。
重ね履きを実践してみよう
お風呂から出た後にすぐに履き、入浴中以外はなるべくその状態を保つようにします。
具体的には、シルク100%の5本指→綿の5本指→さらにシルク、綿と交互に履いていきます。一番外側に履く靴下のみ化学繊維のものでもOKです。
保温効果のある素材とは?
天然のもので温かく優れている代表的な素材は、シルクやウールです。
基本的に天然繊維は汗を吸い、重ねることで空気の層ができ自然な温かみを感じることができます。
よくある安価なモコモコ靴下は生地が厚く温かいように見えますが、実はポリエステル等の化学繊維でできており、汗や体の毒を外に出すことができないため蒸れやすいです。
もし履く場合にはシルクなど天然繊維のものを1枚中に履くことをお勧めします。
冷えとりに関する生活習慣
- 毎日の半身浴・靴下の重ね履き
- 冷房温度は高めに設定し、扇風機等で使用する。
- 頭が熱くなった場合は積極的に冷やす。
- 食べ過ぎないよう注意する。
冷えが改善すると生活の質が高まる!
体の不調がやわらぐ!
冷えとり健康法を行っていくことはそんなに難しいことではないのですが、上半身を下半身の温度差に着目して生活していくと、あきらめていた頭痛や毎月の生理痛が軽減し、女性だから仕方ない・・・と思っていた不調から解放される感覚があります。